ゼミ概要

メディア×ツーリズム×社会学

 獨協大学山口誠ゼミでは、メディア、ツーリズム、そして社会学を軸にしてゼミを行っています。「観る」ことを探求するために、短編記事・長編記事の執筆、また文献輪読、写真集制作などに取り組んでいます。

観る

 今日の朝見た、散歩していたあの犬は何色の首輪をしていたか覚えていますか。「観る」ことは、誰でも自然にできる行為ではありません。それは「見えている」けど「観えていない」といえるかもしれません。

 本ゼミでは「観る」ことを探求し育てることで、ゼミ生の「持続可能な観る力」の基盤をつくります。そしてもっと豊かな社会を創り出し、さらにわれわれが自由に生きていくために、「観る」力を身に付けることを目標とします。世界は変えられる、「観る」ことができれば――

写真集

 "trans×views" を1つのテーマとし、複数のゼミ生と相互にインタビューをしながら撮影を行います。「観る」こと、「観られる」ことを体験し、「観る」技法を身につけます。

 夏合宿や春の特別ゼミで行われるワークショップで撮影した写真をまとめて、写真集を制作しています。2016年の夏合宿では、写真撮影を通じて「観る」ことのおもしろさや、難しさに気づかされました。

推敲

 「観る」力を鍛錬する方法として、文章を推敲することに焦点を当てています。同じ文章を幾度も書き直すなかで「観えなかったもの」を観ることができるようにし、精度の高い文章を完成させることを目標にしています。推敲は一人でやるものではありません。仲間と切磋琢磨し合い、閉館ギリギリまで図書館にこもることも、、、

 前期には短編記事、後期には長編記事の執筆に取り組み、また希望者は推敲重視の卒論を執筆します。短編記事は商業雑誌などへの持ち込みを試み、また長編記事はAmazon Kindleから電子書籍化して出版するなど実践的な活動をしています。