見慣れた空港に降り立つ。そこからタクシーに乗って、人の賑わう通りで降りる。周りには、リゾートファッションと言われるような、 ワンピースを着た女性もいれば、麦わら帽子にアロハシャツを着た男性もいる。そこには「ハワイ」を楽しむ日本人で溢れかえっていた。
9月から10月にかけて行った旅先、ハワイは、私が一年間留学していた思い出の場所である。そして、もっとも自分らしくいられる場所でもある。もともと日焼けをした肌に、キャミソールといったカジュアルなスタイルが好きなのだが、日本ではなかなか通用しない。しかしハワイでは、そのような格好をしていれば、ハワイ出身の人(または、ハワイに住んでいて、英語を話せる人)と思われる。お店では、”Hi.”から始まり、その後簡単な会話をして楽しむことができる。もし長いワンピースやスカートを身につけていたら、きっと「コンニチハー」と挨拶され、ずっと片言の日本語で話しかけられるのみだろう。
「ハワイの人だな」と思われたら勝ちだ。ハワイの人は、フレンドリーで自由な人が多いため、面白い体験をさせてくれるだろう。バスを乗っているときも、食事をしているときも、お店で買い物をしているときも。「カワイイネー。」ではなく、”I’m stuck in your eyes.”なんて言われることもあるかもしれないが。
アロハシャツや麦わら帽子なんて家に置いて、軽装で飛行機に乗ろう。そして、一味違った「ハワイ」を楽しんでみてはいかがだろうか。