絵文字は英語でもEmoji。日本人がポケベルで使い始めたことをきっかけに、世界に広まった説が有力らしいが、アメリカをルーツと主張する人もいて詳細は分からない。しかし日本語読みの"Emoji"が、アニメや和食よりはるかに、そして無意識に世界中へ浸透しているのはすごいなと思う。
ここジャマイカでは、SNSツールとしてLINEよりもWhatsAppが普及している。意外にも使いやすくて個人的に好きなのだが、そんな話はさておき、彼らの使う絵文字が日本人と違うのは面白い。中でも目立つのは黒色の絵文字だ👊🏿👨🏿👍🏿 アフリカ系が人口の9割を超えるので、当然といえば当然なのだが何とも見慣れない感覚...。同じゼミ生で現在アメリカに留学中の山木さんによると、アメリカでも人によって絵文字の色を使い分けているらしい。じゃあ日本ではどうだったかな、と考えるとデフォルトの黄色ばかり使われていた気がする。色を変えるのが面倒だから?それとも肌の色を意識しないから?
今の日本では絵文字よりもLINEスタンプの方が人気だ。企業が作ったボイス付きのものから、個人の作った脱力感あるものまで、バリエーションに富んで楽しい。アニメスタンプなら動きをつけることもできる。絵文字のようにリストの中から選ぶ時代が、好きなものを作って選ぶ時代へと変化してきたのかもしれない。【大野友暉】
来週から冬休みに入るので、二学期以降にまた更新します。