その日以降、帰宅後はTOKIO関連のニュースを必ずチェックする日々が続いてる。達也の謝罪会見、他メンバーや情報番組のコメンテーター、事務所の先輩後輩からのコメント。TOKIO４人の謝罪会見。早めにベッドに入ったはずなのにYouTubeで全てを見ているうちに、いつのまにか深夜になってしまうことが普通になってしまった。見れば見るほど、「どうしてこんなことをしてしまったのか。」と悲しくて、悔しくて寂しい。色んな感情が湧き上がってくる。
そして５月７日、ジャニーズ事務所は山口達也との契約を解除した。
彼が起こした事件は一生許されるべきものではないと思うと同時に、「いつか戻ってきて欲しい。また5人の笑顔、かっこいい姿を見たい。」と、切実に願ってしまう自分がいる。
ただ、彼らが今までしてきた活動がたった一つの過ちで全て否定されてしまうことを僕は望まない。自然と人々を結びつけること、古くからの知恵を今に伝えること、そして思いを歌に乗せて自らの手で伝えること。彼らがしてきたことは決して無駄ではないはずだ。
達也の契約解除が発表されたその日、リーダー城島茂は神宮球場にいた。新人歌手島茂子として始球式に臨んだのだ。彼？彼女？が投じた一投はワンバウンドしながらもしっかりとキャッチャーミットに収まった。TOKIOも奈落の底から再び這いあがってきてくれると信じている。僕はそれ応援したい。
そして今回の事件を経て、新たに決意したことがある。それは彼らの意思を継ぐということ。今日から「n番目のTOKIO」になる。新たな夢が生まれた。 （染谷祐希）