地図を開いて目的地を探す。地名と同じぐらいに自然と目がいくもの、地図記号。地図記号が今、来たる五輪に向け変化の時を迎えている。インバウンド向けの地図記号(ピクトグラム)が続々と生み出されているのだ。
そうして生まれた地図記号は、賛否が分かれている。訪日外国人観光客にとってもわかりやすいのではないかという意見や、既存の地図記号を理解させればよいという意見などさまざまだ。
新しい地図記号をみてみる。これは、2020年が訪れるからこそ生まれるものだと思う。日本に世界中から多くの人々が訪れることで、生まれる文化のひとつが、地図記号なのだ。そして、それは留まることなく増えていくだろう。変わることを楽しむ。すると、「どちらがいい?」から、「それもいい!」という気持ちになっていくはずだ。
新しい地図記号の載るマップを片手に、変わりゆく日本を歩いてみる。今しかできない歩き方が見つかった。